[IV-19] 西日本豪雨による山陽線の不通に伴う貨物輸送の環境負荷に関する一考察
キーワード:鉄道貨物輸送、西日本豪雨、代替輸送、環境負荷
2018年の西日本豪雨では多くの在来線が被災し、鉄道貨物輸送の「西の大動脈」である山陽線が長期間寸断された。その間、鉄道貨物輸送は他の輸送機関との連携により各種の対策が採られたものの、通常期の輸送力を大幅に下回ったことから、社会的に大きな影響を与えた。本研究では、鉄道貨物輸送の機能が損なわれていた期間(山陽線の不通期間)に生じた社会的影響のうち、主に環境面での負荷に着目して分析・考察した。その結果、期間中の貨物輸送における二酸化炭素排出量が通常時より一日当り約2,000t、期間中の合計で約200,000t増加していたと想定され、環境負荷が小さくなかったことを確認した。
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