物流

[IV-20] 国際コンテナ荷動量の統計データ分析～東南アジア発着貨物に着目して～

*荒木 大志¹、岡田 万由子¹、北田 彰久¹、坂井 啓一² (1. パシフィックコンサルタンツ株式会社、2. 国土交通省　港湾局)

キーワード：国際海上コンテナ、OD貨物量、東南アジア

我が国では国際コンテナ戦略港湾政策が展開されており、平成３０年７月には港湾の中長期政策が策定されている。本政策では、我が国への長距離基幹航路の寄港を維持拡大するためには、東南アジア等からの広域集荷を図ることを打ち出している。そこで本稿では、東南アジア貨物に着目して国際コンテナ荷動量について分析を行った。分析では世界貿易サービスデータを用いることで、複数時点における相手国別品目別のコンテナ純流動量を把握した。東南アジア～北米・中南米間の貨物について貿易相手国、主要品目について把握し、当該区間貨物の広域集荷が我が国における長距離基幹航路の維持拡大に必要であることを示唆した。