[IV-31] Wi-Fiパケットセンシングによるクルーズ旅客の観光行動の調査と特性の分析
キーワード：Wi-Fiパケットセンサ、Wi-Fiパケットセンシング、クルーズ旅客、観光行動
明日の日本を支える観光ビジョンでは2020年に訪日クルーズ旅客を500万人とする目標が掲げられた．この目標を実現するためには，増加する訪日クルーズ旅客の観光実態を把握し，効果的なクルーズ振興策を見出すことが喫緊の課題である．本研究はこのような背景を踏まえ，石川県金沢港に寄港するクルーズ船とその旅客に着目し，クルーズ旅客の観光行動特性をWi-Fiパケットセンシングを用いて調査・分析し，クルーズ振興に対する新たな知見の獲得を目的とするものである．本稿では代表的な結果として，クルーズ船の入港・出港時刻の差異が，旅客の観光ルートの傾向に差異を生じさせる可能性があることが統計的に示されたことを報告した．
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