令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

景観

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 IV-2 (幸町北4号館 432講義室)

座長:尾野 薫(徳島大学大学院)

[IV-43] 街路に存在する中間領域の構成要因が景観評価に与える影響

*渡辺 万紀子1、天野 光一2、西山 孝樹2、吉岡 秀斗3 (1. 日本大学大学院、2. 日本大学理工学部、3. 川崎市役所)

キーワード:中間領域、街路景観、景観評価

わが国の都市景観には,公的空間と私的空間の境界に中間領域が存在する.公的空間が私的空間へ広がる「入り込み」,私的空間が公的空間へ貫入している「浸み出し」に分類し,その構成要素を整理した研究は存在した.しかし,中間領域の構成要素と街路の景観評価の関係には言及されていない.そこで本研究では,印象評価実験を行い中間領域の構成要素が街路の景観にどのような影響を与えているかを明らかにすることを目的とした.その結果,街路空間の中間領域に構成要素が加わる事により,印象が変化する事を定量的に明らかにすることができた.また,構成要素は論理情報よりも直観情報のほうが印象評価に大きな影響を与える事がわかった.

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