[IV-74] 到達圏解析を用いた小松市におけるAED設置効果に関するシミュレーション分析
キーワード:AED、到達圏解析、心停止、AED設置効果、AED配置
AED設置効果に関するシミュレーション分析を行った.現在AEDは駅や公共施設を中心に設置が進むも,使用例は約4%に留まる.一つの要因は,院外心停止の約60%が自宅で起こることだ.そのため,住宅での患者発生を想定したAEDの増設が必要となる.そこでまず,AED設置効果を定式化した.これは,あるAEDがカバーする需要量を定量的に把握するもので,救命確率関数を組み込むことで処置開始の遅れに伴う救命確率の低下も考慮される.次に,小松市内のコンビニエンスストアにAEDを設置した際の設置効果増分を算出した.そして,施設単位でのAED設置効果の算出により,効率的・効果的なAEDの設置場所の検討を可能とした.
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