[研10] 地震・津波に対する重要インフラのリスク評価への高性能計算の活用
原子力発電所の新規制基準適合や安全性向上のため、原子炉建屋および基礎地盤・周辺斜面・地中構造物の地震・津波などの自然外部事象に対する安定性評価、フラジリティ評価を進めている。これらは二次元解析など簡略化した解析モデルを用いた数値解析を実施して評価される場合が多い。一方、計算機やソルバーの進歩により、超大規模モデルを桁違いの速度・精度で解析する高性能計算の研究開発が進められている。その技術を利用して三次元解析モデルによる原子力構造物の解析を実務レベルで行う研究開発も進められている。このような高性能計算の原子力の設計・安全評価への活用、課題について議論する。
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