令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

骨材

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 V-1 (幸町北4号館 433講義室)

座長:麓 隆行(近畿大学)

[V-06] 砕石ズリを有効利用したコンクリートの性能評価に関する実験的検討

*串田 浩大1、林 和彦1、長谷川 雄基1、鈴木 麻里子2、吉田 幸稔3 (1. 香川高等専門学校、2. 神戸大学大学院、3. 香川県砕石事業協同組合)

キーワード:コンクリート、砕石ズリ、有効利用、分離抵抗性、強度特性

天然資源の枯渇や環境保全の観点から,骨材製造過程において産出される規格に満たないズリに着目し,未加工の状態でコンクリート用粗骨材として有効利用することを検討した.実験方法として,分離抵抗性を確保させた最適な配合方法を検討し,砕石ズリと製品骨材を比較し粒度、粒形の違いおよび骨材中の脆弱部の存在の有無が強度特性に及ぼす影響について検討した結果,次の知見が得られた.(1)風化箇所などの脆弱部分が含まれているため,載荷段階において骨材の破壊が発生したために強度が低下する傾向がみられた.(2)静弾性係数低下は骨材の脆弱部分における破壊が供試体中の各部分で発生してコンクリートが破壊したためと推定される.

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