混和材 (1)

[V-08] 特性の異なるフライアッシュがコンクリートの諸性能に及ぼす影響

*冨塚 翔太¹、岩城 一郎¹、子田 康弘¹、榊原 直樹¹ (1. 日本大学工学部コンクリート工学研究室)

キーワード：フライアッシュ、フレッシュ性状、強度発現性

福島県浜通りにおいて石炭火力発電所のフル稼働に伴い、副産物としてFAが大量に発生しその有効利用が課題となっている。

本研究対象の火力発電所からはⅣ種相当FAが発生しており、地産地消という面からもコンクリートの混和剤として利用できないかと考えている。

採取日の異なるFA5種類と産地の異なるFAを比較参考として用いコンクリート性能に及ぼす影響を調べた。

高機能減水剤・AE助剤を同一添加量として練混ぜし、フレッシュ性状・ブリーディング試験・圧縮試験を行い評価した。

結果より、本研究対象の5種類のFAは混和剤の調整により十分コンクリートの混和材として使用できる可能性があることが示唆された。