令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法 (1)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:大野 元寛(東京大学)

[V-107] 高C3Sフライアッシュコンクリートのマスコンクリートへの適用

*中村 文香1、前堀 伸平2、小川 洋二2、徳光 卓1 (1. (株)富士ピー・エス、2. 太平洋セメント(株))

キーワード:フライアッシュセメント、マスコンクリート、早強性

本稿は高C3Sフライアッシュセメントを用いたフライアッシュコンクリート(以下HAFC)の富士ピー・エス技術研究センター反力床への適用事例について報告するものである.反力床はプレストレス導入のため比較的高い強度と早強性の確保が求められる一方,マスコンクリートであるため水和熱の影響によるひび割れ等が懸念される.これらの課題解決に加え,耐久性の向上を目的として反力床にHAFCを適用した.HAFCは普通コンクリート相当の早強性と施工性を有し,フライアッシュの効果により耐久性に優れ,緩やかな水和熱の発現が期待できる材料である.本稿ではフレッシュコンクリートの性状ならびに硬化特性について述べる.

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