新材料・新工法 (2)

[V-109] Properties of plastering sodium (Na) and potassium (K) geopolymer mortars

*上原 元樹¹、佐藤 隆恒¹、小坂 征雄²、山口 正廣³ (1. 鉄道総合技術研究所、2. カドヤ工業、3. タカボシ)

Keywords:Geopolymer, Plasterer, Flyash, Blast furnace slag, Shrinkage, Workability

左官施工用のK-GPモルタルを試作し，既発表の左官用Na-GPモルタルと比較した。その結果，

(1)K-GPの粘性は低く，左官作業性はNa-GPと比較して非常に良好であった。

(2)K-GPではエフロレッセンスの発生は認められなかった。

(3)K-GPの強度発現はNa-GPと比較して遅く，下地処理の影響を受けやすい傾向であった。

(4)K-GPの収縮ひずみは同様の配合のNa-GPと比較して大きい傾向であった。特に低温環境での硬化速度が遅くなることから、冬期にはひび割れが生じやすくなることが考えられる。そこで，今後、配合等において，さらに検討を進めていく予定である。