新材料・新工法 (2)

[V-111] Influence of heating after application of surface impregnating material on surface degradation of geopolymer due to partial water absorption

*一宮 一夫¹、原田 耕司²、津郷 俊二³、池田 攻 (1. 大分工業高等専門学校、2. 西松建設、3. 日本興業)

Keywords:Geopolymer, Eflorescence, Subflorescence, Surface degradation , Partial water absorption, Surface impregnation material

強酸性温泉地（大分県別府明礬地区）に設置したフライアッシュ系ジオポリマー製の歩車道境界ブロックに，設置後間もなくエフロレッセン（白華）やスケーリング等の表層劣化が発生した．その対策としてシラン系表面含浸材を塗布したが同じく表層劣化が生じた．筆者らは既報において，その原因の一つに活性フィラーに含まれるCaとアルカリ溶液の反応生成物であるC-A-S-Hが影響している可能性を示した．本報告では，含浸材の防水性能向上を期待して含浸材塗布後の供試体を再加熱（60℃，1日間）した場合の結果とともに，表層劣化とサブフロレッセンスの関係についても言及した．