令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法 (2)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:吉武 勇(山口大学)

[V-117] 橋梁レベリング層内部に設置したコンクリートパネルが舗装路面に与える影響に関する実験的検討

*杉江 匡紀1、安里 俊則2、福田 雅人2、徳光 卓1 (1. 富士ピー・エス、2. 西日本高速道路)

キーワード:プレキャストコンクリートパネル、中空床版橋、コンクリート床版補修、アスファルト舗装

近年,中空床版橋の円筒型枠直上部の床版が損傷する事例が顕在化している.筆者らは,予防保全としてコンクリートパネルを床版上面に設置する工法を考案した.本工法はこれまでの研究により,床版耐力の向上は確認されているが,橋梁レベリング層内部にパネルを設置するため,舗装路面に影響が出ることが懸念された.そこで回転式舗装試験機を用いてパネルが舗装路面に与える影響に関する実験を行い,舗装路面にアスファルト舗装の流動と考えられるわだち掘れは発生するが,ひび割れや骨材の飛散やはく離が発生しないことを確認した.本工法を用いて試験施工を行った橋梁において,20ヵ月のモニタリングの結果,変状が無いことを確認した.

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