短繊維補強コンクリート（材料）(1)

[V-119] 膨張材，収縮低減剤の添加が超高強度繊維補強コンクリートの収縮・力学特性に及ぼす影響

*橋本 理¹、渡部 孝彦¹、武田 均¹、武者 浩透¹ (1. 大成建設　生産技術開発部)

キーワード：超高強度繊維補強コンクリート、膨張材、収縮低減剤、自己収縮、圧縮強度、ひび割れ発生強度

プレキャストセグメント工法の接合部に一般的な超高強度繊維補強コンクリート（UFC）を適用した場合，自己収縮が大きいことから，外部拘束に起因するひび割れの発生やUFCの長所である浸水抵抗性が損なわれることが懸念される．本研究では，膨張材および収縮低減剤の添加がUFCの収縮低減効果や強度特性，細孔径分布に及ぼす影響について評価した．その結果，膨張材と収縮低減剤を併用することで自己収縮ひずみを大幅に低減でき，強度に与える影響も小さいことが分かった．