短繊維補強コンクリート（材料）(1)

[V-120] Adhesive property ecaluation of reinforcement rods to steel fiber reinforced concrete by pulling out test.

*大和田 莉子¹、緑川 猛彦¹、徳光 卓²、杉江 匡紀² (1. 独立行政法人国立高等専門学校機構　福島工業高等専門学校　建設環境工学科、2. 株式会社 富士・ピーエス)

Keywords:Fixing Lengths, Steel Fiber Reinforced Concrete, Design Standard Strength, Fiber Mixing, Maximum Bond Strength

本研究では，打継部の中詰めコンクリートに鋼繊維補強コンクリートを適用することで，コンクリート材料面から鉄筋の抜出しの防止と継手部鉄筋の定着長の短縮を図ることを目的とした．特に本範囲内では，鉄筋と鋼繊維補強コンクリートとの付着性状について，コンクリート強度や鋼繊維混入率をパラメータとして実験的に検討した．結論として，鋼繊維混入により鉄筋とコンクリートとの付着強度を増加させるためには，コンクリートがせん断すべりを生じない程度の強度を有することが第一義であり，その上で鋼繊維の混入により割裂引張強度を増加させれば良いことが明らかとなった．