[V-122] PET短繊維補強コンクリートの補強特性
キーワード:繊維補強、PET繊維、曲げタフネス試験、曲げじん性係数
本研究では,二重らせん構造のPET繊維によって補強したコンクリートとPVA繊維によって補強したコンクリートの架橋効果に伴う曲げじん性係数について評価を行った.その結果,PET繊維の供試体はPVA繊維の供試体よりもひび割れ発生後の変位の増加に伴う荷重の増加が緩やかで,最大荷重に達してからの荷重の低下も緩やかであることが分かった.なお,曲げじん性係数はPET繊維がPVA繊維よりも3割程大きくなるという結果であった.また,破断面の観察から,PET繊維の供試体では,繊維の破断によるものと判断される繊維先端の束の解れが確認された.
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