[V-128] 高温加熱を受けた圧縮強度300N/mm2を有するコンクリート中の合成繊維の熱変化
キーワード:超高強度コンクリート、ポリプロピレン繊維、圧縮強度、高温加熱、顕微鏡観察
土木構造物の長大化などによりコンクリートの超高強度化が進展した。しかし、火災などの高温環境では爆裂の危険があり、合成繊維適用などの対策が必要となる。そこで本研究では、ポリプロピレン(PP)繊維の少量混入により耐爆裂仕様とした圧縮強度300N/mm2のコンクリートの高温加熱を実施し、加熱後の試験体の顕微鏡観察によって内部のPP繊維の熱変化を評価し、さらに強度レベル100~200 N/mm2のコンクリートと比較した。その結果、300 N/mm2のコンクリートの場合、硬化体の緻密化によりPPの熱変化が起こりにくくなるが、PPの収縮や部分的な消失により爆裂抑制に効果を発揮する可能性が示唆された。
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