令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

短繊維補強コンクリート(材料)(2)/軽量コンクリート

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:川口 哲生(大成建設)

[V-129] 集束アラミド繊維を適用したPFC(無孔性コンクリート)の基礎性状

*安田 瑛紀1、河野 克哉1、岡村 脩平2、倉方 裕史2 (1. 太平洋セメント(株)、2. 帝人(株))

キーワード:無孔性コンクリート、集束アラミド繊維、フレッシュ性状、強度性状、耐摩耗性

近年,流し込み成型で400N/mm2程度の超高強度を達成するPFC(無孔性コンクリート)が開発され,構造物への利用が期待されている.土木構造物への実用例として,海岸擁壁の補修パネルとして繊維補強PFCが使用されたが,このような塩害環境では耐腐食性材料の使用が望ましい.そこで本研究では,合成繊維であるアラミド繊維に着目し,このフィラメントを集束した繊維をPFCに適用し,流動性,強度および耐摩耗性に与える影響を検討した.その結果,集束アラミド繊維はフレッシュ性状に与える影響はPVA繊維と同様である一方で,加熱養生条件を最適化することで鋼繊維と同等の曲げ補強硬化を発揮することを明らかにした。

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