令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(2)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:久保 善司(金沢大学)

[V-144] 高度浄水施設の生物活性炭吸着池に適用する補修用モルタルの性能評価方法に関する検討

*石垣 飛翔1、大野 健太郎1、宇治 公隆1、上野 敦1、庭林 雄二2、山田 誠3、高瀬 健太郎3、乗松 奈央3 (1. 首都大学東京、2. シンエイマスター、3. 東京都水道局)

キーワード:生物活性炭吸着池、耐遊離炭酸性、耐摩耗性、水噴射式摩耗試験、質量減少率

高度浄水施設の生物活性炭吸着池(BAC池と称す)の躯体コンクリート表層部では,セメント水和物の成分溶出に加え,活性炭内の微生物代謝に起因する遊離炭酸による化学的作用と,粒状活性炭の逆流洗浄による物理的作用の複合作用により,通常の浄水施設よりも劣化速度が大きい.したがって,耐遊離炭酸性および耐摩耗性を併せ持つ無機系の補修モルタルの開発およびその性能評価方法が必要である.本研究では,BAC池特有の劣化を促進させる試験方法を提案し,その結果から,配合の異なるモルタルの耐遊離炭酸性および耐摩耗性を同時に評価できることを確認した.

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