令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(3)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:櫨原 弘貴(福岡大学)

[V-156] シラン・シロキサン系表面含浸材を適用した劣化コンクリートの内部鉄筋の腐食状態(43ヶ月後)

*吉田 新1、田邉 康孝1、関 智行1 (1. 大日本塗料)

キーワード:シラン・シロキサン系、表面含浸材、暴露、既設コンクリート、鉄筋腐食、腐食面積

既設コンクリート構造物を模擬した供試体にシラン・シロキサン系表面含浸材を適用し、43ヶ月間の屋外暴露試験を行い、調査をおこなった。劣化コンクリートへシラン・シロキサン系表面含浸材を塗布することで、未塗布と比べ、内部鉄筋の腐食の抑制が確認された。このことから、既設コンクリートに対しても、シラン・シロキサン系表面含浸材を塗布することにより劣化を抑制し、延命効果を期待できることがわかった。また、43ヶ月後の時点では、シラン・シロキサン系表面含浸材の内部鉄筋の腐食抑制効果は、CC-B塗装系に該当する表面被覆材と同等であることがわかった。

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