[V-170] 骨材空間分布が塩分浸透予測の信頼性に与える影響
キーワード:骨材空間分布、信頼性、塩分浸透予測、ばらつき
本研究では,骨材空間分布のばらつきが塩化物イオンの浸透に及ぼす影響を評価したうえで,維持管理に有用な資料を得ることを目的としている.その基礎的研究として,まず,骨材空間分布を考慮した2次元コンクリートモデルを構築し,有限要素法を用いた2次元浸透シミュレーションを行った.モデルの構築に当たっては,先行研究で示した通り,コンクリートコアの展開画像を2値化処理したデータを用いる.解析結果から,同じ配合設計の下でも,特にコンクリート表層部において,塩化物イオン濃度の大きな変動を確認した.これは,骨材混入割合および骨材粒径に依存すると考えられ,骨材空間分布が塩分浸透に影響を及ぼす可能性を示唆した.
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