塩害 (1)

[V-172] Evaluation for Aging Dependency on Chloride Diffusion Coefficient of Concrete with Mineral Admixtures by Non-Steady State Migration Test Method

*小林 雄一¹、福手 勤²、網野 貴彦¹、田中 亮一¹ (1. 東亜建設工業株式会社、2. 東洋大学)

Keywords:Non-Steady State Migration Test Method, Chloride Diffusion Coefficient, Mineral Admixture, Aging Dependency

コンクリートの塩化物イオン拡散係数の試験方法として,従来方法よりも短時間で拡散係数を取得できる非定常電気泳動試験「NT BUILD 492」がある．しかし，拡散係数には材齢依存性があり，セメント種類や水結合材比，混和材の種類や置換率の違いや試験材齢によって取得される拡散係数が異なる．そこで，種々の混和材を用いたコンクリートを製作して，本方法にて材齢28日，1年における拡散係数を取得し，既往の文献の結果と比較することで拡散係数の材齢依存性を検討した．その結果，耐久設計に用いるための拡散係数の取得において，本方法を適用する際の試験材齢を適切に考慮できる可能性を示した．