塩害 (2)

[V-177] Study on critical corrosion rate of RC beam recived choloride induced damage
Part1:critical corrosion rate obtained by large size specimens

*杤木 沙綾¹、中川 裕之²、山口 浩希³、松島 学⁴ (1. 香川大学、2. 四国総合研究所、3. 四国電力、4. 香川大学創造工学部)

Keywords:Salt damage, Rebar corrosion, Electric corrosion experiment, Beam

RC構造物の塩害劣化は，構造物の構造性能を低下させる．一般的な補修基準はひび割れ幅によるものであるが，一般人の立ち入ることのない港湾構造物では，第三者影響度を考慮する必要がないため耐力のみを指標とした補修基準を適用するほうが，より最適な補修サイクルが確立できると考えられる．本研究では実験によりRC梁の腐食量と構造性能の関係を評価するため，電食実験によって任意の鉄筋腐食量を持った，実物大に近い形式で作製されたRC梁試験体を作成し，載荷試験を行った．そして鉄筋の腐食量と構造性能の関係を定量的に評価し，同時に破壊モードが変化する時の腐食量を限界鉄筋腐食量と定義し求めた．