混和材 (2)／物性 (1)

[V-18] Study on Adiabatic Temperature Rise Characteristics of High Slag Concrete

*髙木 雄介¹、椎名 貴快¹、我彦 聡志¹、田中 徹²、土師 康一²、澤村 淳美² (1. 西松建設、2. 戸田建設)

Keywords:Thermal stress analysis, Blast furnace slag, Adiabatic temperrature rise of cement, Compressive strength

近年，コンクリート構造物の建設において，CO2削減や発熱抑制効果を目的として，高炉スラグ微粉末（以下，BFSと示す）やフライアッシュなどの産業副産物を多量に混合する結合材を用いたコンクリートの利用が進められている. そこで本研究では，BFS置換率70%で水結合材率の小さい高炉スラグ高含有コンクリートを対象に，BFS中に添加するせっこう成分が二水または無水で異なる時，圧縮強度や断熱温度上昇特性に及ぼす影響について検討を行った．その結果，長期強度，最大温度上昇量，温度上昇速度がせっこうの違いにより異なる傾向が見られ，添加されているせっこうによって評価指標を検討する必要がある．