[V-19] 高炉スラグ超微粉末を用いた低水結合材比ペーストのダイラタンシー性改善に関する一考察
キーワード:高炉スラグ微粉末、ダイラタンシー、サブミクロン、シングルミクロン
高強度コンクリートの配合は,極めて低い水結合材比であるため,練混ぜ時間が長くなり,ポンプなどによる施工が困難になる場合が多く,練混ぜ時間,作業性および施工性の改善が求められている.これら問題は,コンクリートやモルタルにおけるダイラタンシー性状に起因するものと考えられている.今回は,高炉スラグ微粉末をシングルミクロンからサブミクロン領域にまで超微粉末化し,これら高炉スラグ超微粉末を用いて,低水結合材比のダイラタンシー性状の改善効果を確認した.その結果,高炉スラグ超微粉末の粒径が小さくなるほど,ダイラタンシー性状は改善され,置換率では30%の場合,その改善効果が大きいことが分かった.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。