[V-196] Influence of cover on the corrosion suppression effect by galvanic anode material
Keywords:Galvanic anode material, Corrosion suppression, PC girder, Salt damage repair, Chloride ion concentration, Cover
凍結防止剤や飛来塩分の供給により塩害劣化したコンクリート構造物の補修方法として、従来までの電気防食工法よりも安価で維持管理が容易な流電陽極材を用いた補修工法を開発している。本研究では、コンクリートに含まれる塩化物イオン量と鋼材かぶりを実験要因として腐食抑制効果に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。プレテンション方式PC桁を模擬した試験体に流電陽極材を設置し実験した結果、塩化物イオン量が増加すれば腐食抑制効果を発揮する範囲が小さくなった。また、かぶりが少ない鋼材付近に流電陽極材を設置すると発生電流が鋼材に集中的に流入し、腐食抑制効果を発揮する範囲が小さくなる傾向にあった。
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