[V-199] 中性化による劣化程度の違いが再アルカリ化工法による補修効果に与える影響
キーワード:再アルカリ化工法、中性化、イオン濃度分布、自然電位
再アルカリ化工法は中性化コンクリートのpH回復を目的としているが,通電後の鉄筋防食効果も含めた補修効果には不明な部分が多い。そこで本研究では,中性化による劣化程度の異なる供試体に対して再アルカリ化工法を適用し,コンクリート中のpH,イオン濃度分布および電気化学的鉄筋腐食指標等を用いて補修効果を評価した。その結果,中性化が進行している供試体は中性化なしの供試体と比較して,電解液から供給されるK+の浸透量が増加した。また,通電後の鉄筋近傍のpHが高い供試体ほど貴な自然電位まで回復する傾向がみられ,高い鉄筋防食効果が示唆された。
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