プレストレストコンクリート

[V-205] Numerical Evaluation of Post-tensioned PC Beam with Finite Element Analysis Focused on Bonding Condition of PC Tendon

*松原 左月¹、楠見 将司¹、武田 健太¹、村田 明弘¹ (1. 名古屋工業大学)

Keywords:Bonding condition of PC tendon, Finite Element analysis, External cable

高度経済成長期に建設されたポストテンション式PC橋の一部で，グラウトの充填不足が確認されるものがあり，コンクリートとPC鋼材間の付着の影響を適切に考慮したうえで，性能評価を行う必要がある．本研究では，鋼材径および付着の有無をパラメータとしたポストテンション式PCはり部材の載荷実験結果を対象とし，有限要素解析による再現解析を行った．その結果，鋼材の付着の有無を，解析上で2種の鋼材要素を用いて表現することで，実験を解析により概ね表現可能であることが示された．しかし，鋼材要素の端部において，ひずみが不連続となるため，その連続性を確保することが，解析精度向上に不可欠であることが示唆された．