[V-21] 高炉スラグ超微粉末およびフライアッシュ超微粉末を用いたモルタルの耐硫酸性
キーワード：耐硫酸性、シングルミクロン、フライアッシュ微粉末、高炉スラグ微粉末、質量変化率、硫酸浸透深さ
維持管理が必要とされる下水道内の劣化として代表的なものに,セメント中の水酸化カルシウムと硫酸が反応し,表面に脆弱な二水石膏の膜が形成される硫酸劣化がある.具体的な対策として,結合材に高炉スラグ微粉末やシリカフュームを使用し,硬化体中の水酸化カルシウムを減らし,二水石膏の生成を抑制する方法がある.しかし, シリカフュームを用いた場合，初期強度発現性が高炉スラグ微粉末より低下する.本実験では,シリカフュームと同じポゾラン反応物質であるシングルミクロン領域に超微粉末化したフライアッシュおよび，同様に超微粉末化した高炉スラグ微粉末を結合材に使用し，モルタルでの耐硫酸性や初期強度発現性を確認した.
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