[V-226] 既設コンクリート片剥落防止材の損傷実態
キーワード:コンクリート片剥落防止、ガラスクロス、FRP、付着強度
首都高速道路では,コンクリート片の剥落防止を目的として,橋梁の高欄部にガラスクロスによるFRP補修材が設置されている.設置後30年以上経過したものもあり,近年,剥離や漏水といった損傷が顕在化しつつある.点検データの分析および実橋に対する詳細調査により,損傷実態の把握を行った.データ分析の結果,剥落防止材の損傷は剥離が約8割を占め,施工端部と水切り部に損傷の発生が集中していることが確認された.また,剥離損傷に着目し,接着試験を実施し付着強度を確認した結果,かぶりコンクリートが鉄筋腐食により局部的に剥離し発生しており,剥落防止性能は保持されていることが確認できた.
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