[V-227] 超音波探傷に基づくコンクリート内鉄筋の腐食判別手法の検討
キーワード:非破壊検査、腐食鉄筋、超音波探傷、線形化逆散乱解析、寄生的離散ウェーブレット変換
本研究はコンクリート内の鉄筋の状態を把握し,腐食発生の有無を判別する超音波探傷手
法の構築を目的として波形処理に用いるフィルタリングの検討を行う.
腐食鉄筋を用いたコンクリート試験体を作成し,超音波探傷を行い,線形化逆散乱解析を適
用して画像化し,腐食鉄筋と健全鉄筋の判別を試みた.また,寄生フィルタを施した画像化
も行い,同様に判別ができるかを試みた.
この結果,超音波探傷による初期腐食の鉄筋と健全鉄筋の判別は可能であり,特に寄生フィ
ルタ適用の有効性が認められた.散乱源の信号強度は,どの結果も健全鉄筋の探傷結果の方 が,強くなる傾向があり,寄生フィルタの適用時には約 30%の差をつけることができた.
法の構築を目的として波形処理に用いるフィルタリングの検討を行う.
腐食鉄筋を用いたコンクリート試験体を作成し,超音波探傷を行い,線形化逆散乱解析を適
用して画像化し,腐食鉄筋と健全鉄筋の判別を試みた.また,寄生フィルタを施した画像化
も行い,同様に判別ができるかを試みた.
この結果,超音波探傷による初期腐食の鉄筋と健全鉄筋の判別は可能であり,特に寄生フィ
ルタ適用の有効性が認められた.散乱源の信号強度は,どの結果も健全鉄筋の探傷結果の方 が,強くなる傾向があり,寄生フィルタの適用時には約 30%の差をつけることができた.
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