[V-235] 鉄筋腐食検知センサの開発
キーワード:鉄筋腐食、自然電位計測、IoT
鉄筋コンクリートの劣化は劣化因子がコンクリート中に浸入する潜伏期,鉄筋腐食が開始する進展期,コンクリート表面にひび割れやはく落が生じる加速期,構造物の性能に影響を及ぼす劣化期を経て,進行する.設備の延命化や維持管理費用の平準化を指向したアセットマネジメントの観点からは,予防保全的な管理が必要とされる.この場合,鉄筋の腐食開始時期を適切にとらえることが重要であり,自然電位法が一般的に用いられるが,人力による測定のため多くの時間や費用を要することになる.そこで本研究では,自然電位計測法を代替する,不揮発性の固体電解質電極等の貼付け式電極による鉄筋の腐食を検知するモニタリング手法を開発した.
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