アルカリシリカ反応

[V-236] Applicability of image correlation method using X-ray CT image for measurement of expansion inside ASR simulated specimen

*麓 隆行¹、岩月 栄治²、中井 慶成¹ (1. 近畿大学、2. 愛知工業大学)

Keywords:X ray Computed Tomography, Digital Volume Correlation, Alkali Silicate Reaction, Expansion strain

アルカリシリカ反応（ASR）によるコンクリート内部での膨張過程は，ひび割れの成長や骨材の破断過程を理解する上で重要である．しかし，その膨張過程の多くは未だ未解明である．著者らは膨張過程の計測法としてX線Computed Tomography（CT）画像を用いた画像計測法に着目し，その適用性を確認するため，本研究ではASRの模擬反応生成物を混入した供試体から得たX線CT画像を用いた画像計測を行った．その結果，画像観察からでは得られない膨張ひずみの増加が計測できた．一方，画像計測から得られた軸方向ひずみは，長さ変化率より小さかった．今後も計測を続け，膨張ひび割れ過程を明らかにする．