[V-241] ASR劣化によるPRC部材の経過観察に関する研究
キーワード:アルカリシリカ反応、物性、プレストレストコンクリート
アルカリシリカ反応(ASR)による劣化を生じた橋脚のPC梁部材やPCプレテンション主桁において,せん断補強筋の隅角部の破断が確認されている.ASR劣化は構造物に対して,劣化のばらつきが生じることから,コンクリートの強度特性,ひび割れ性状を精度良く評価し,構造物の安全性評価を行う技術が求められている.本研究では,PRCはり供試体をASRが生じたものと普通コンクリートのものを作製,比較し,ASR劣化の経時挙動を把握した.その結果,ASR供試体に関して,コンクリートのひずみは膨張する挙動を示し,せん断補強筋のひずみは破断の有無に関わらず,材齢に伴う膨張量の傾向がほぼ同様であった.
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