令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

アルカリシリカ反応

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-1 (幸町北4号館 433講義室)

座長:三方 康弘(大阪工業大学)

[V-242] 天端部ひび割れから基礎体の耐荷力評価手法の提案

*山本 翔大1、松島 学2 (1. 香川大学大学院、2. 香川大学)

キーワード:アルカリ骨材反応(ASR)、数値解析、現地調査、ひび割れ

近年,アルカリ骨材反応によるコンクリート構造物の劣化が社会問題となっている.アルカリ骨材反応によって構造物は安全性の低下が懸念される.適切な維持管理のためには,現在の劣化状況を把握することが重要である.本研究は,アルカリ骨材反応による劣化を生じた構造物基礎を対象として,構造物の劣化の現状評価を行うためにアルカリ骨材反応を再現した数値解析を用いた評価手法を提案する.目視調査が可能な基礎体天端部のひび割れ幅の分布から,数値解析で実構造物の劣化性状を再現することを可能とし,基礎体の現状の劣化状況と数値解析による劣化状況を照らし合わせ,評価手法の妥当性を検討する.

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