[V-263] フライアッシュの明度が蒸気養生モルタルの明度に及ぼす影響
キーワード：プレキャストコンクリート製品、フライアッシュ、明度、蒸気養生、積算温度
明度の異なるフライアッシュを用いてモルタル試験体を作製し，フライアッシュ明度がモルタル明度に及ぼす影響を，蒸気養生条件および脱型後の養生条件を変えて調べた．その結果，フライアッシュ明度がモルタル明度に及ぼす影響は，脱型時積算温度と脱型後の養生条件により傾向が異なり，低温で水分供給のある条件で養生した場合，脱型時積算温度が小さいと，フライアッシュ明度がモルタル明度に及ぼす影響が大きくなる．明度変動の大きいフライアッシュを多量に使用して製造する製品を屋外保管する場合，脱型時積算温度を大きくすることにより，フライアッシュ明度差により生じる製品間の明度差を抑制することが可能であると考えられた．
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