令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

舗装材料

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-3 (幸町北5号館 523講義室)

座長:神下 竜三(阪神高速道路技術センター)

[V-274] 気象データに基づくCAモルタルの凍結融解回数の推定に関する基礎的検討

*稲葉 紅子1、高橋 貴蔵1、桃谷 尚嗣1 (1. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:CAモルタル、セメントアスファルトモルタル、凍害、凍結融解サイクル、劣化予測、スラブ軌道

CAモルタルは,スラブ軌道のてん充層に用いられる材料で,セメント,アスファルト乳剤等からなる複合材料である.このCAモルタルにおいて,凍害が主要因であると考えられる劣化現象が発生している.本研究では,CAモルタルの凍結融解回数を推定することを目的として,気象状況がてん充層の温度変化に及ぼす影響について検討するために,既存のデータ(気象データ,てん充層内部温度)を用いて統計分析を行った.さらに,分析結果から,CAモルタルの凍結日数を推定し,異なる複数の地域でこれを比較検討した.その結果,CAモルタルの凍害劣化の状況を地域ごとに分類する際に,本研究の知見を活用できる可能性が示された.

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