[V-280] 遮熱性舗装上における人体への影響に関する各種検証結果
キーワード:遮熱性舗装、人体熱負荷量、サーモグラフィ、反射熱、近赤外線、マラソン
遮熱性舗装は、アスファルト舗装上に近赤外線域の日射を反射する特殊塗料を塗布して、路面温度上昇を抑制する舗装である。本技術を用いて、2020年のマラソンコースにおいて国土交通省および東京都が整備を進めている。本報告では、反射された赤外線がその上で行動する人体へどのような影響があるかについて、サーモグラフィによる撮影と人体熱負荷量の算出という2つの手法により検討を行った。その結果、ともに遮熱性舗装と排水性舗装とでは大きな差異がない結果となった。2年にわたる検討において、曇天時に熱負荷が大きく減じていることから、緑陰などで太陽からの日射をさえぎることがアスリートへは最大の熱負荷軽減策と考えられる。
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