[V-289] 高知県内河川に施工された木製水制工使用丸太の縦圧縮強度
キーワード：木製水制工、縦圧縮試験、縦圧縮強度、丸太
近年，土木分野においても持続可能な社会の実現に向けた循環型社会の構築が求められる中で，筆者らは産業廃棄物として処理される木材の地盤補強材への再資源化を検討している．現在，木杭の設計に必要な木材の基準強度は国土交通省告示第1524号に示される無等級材（日本農林規格に定められていない木材）の値を使用することが多い．しかし，無等級材の基準強度をいかなる品質の木材に対しても使用できる合理的根拠はなく，自然素材であるためのバラツキが懸念されている．そこで，本研究では約10年間高知県内河川で木製水制工に使用された丸太を対象に縦圧縮試験を行い，高含水率状態での縦圧縮強度を求めた．
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