[V-290] 合板剥き芯材を活用した簡易な木柵工の施工例
キーワード:剥き芯材、斜面保護、登山道、木材利用
斜面に接する遊歩道や登山道等では、法面の崩落に悩まされることがある。その対策には様々なものがあるが、コンクリート擁壁や鋼矢板等を用いるほどのものではなく、また資材や重機の搬入が困難な箇所であることも多い。木柵工はこのような場合に有用である。軽量であることから施工が容易で安価であり、雰囲気にマッチしやすいメリットもある。しかしながら木材を土砂に接して使用する場合、耐久性が課題となる。本文では、このようにメリットの大きな小規模木柵工について、合板剥き芯材を活用して耐久性を向上させた工法を提案し、実施工を行ったので報告する。
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