令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

木材工学/木材利用

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:加藤 英雄(森林研究・整備機構)

[V-296] 約60年経過した木杭の押込み試験概要

*沼田 淳紀1、村田 拓海1、古垣内 靖2、張 媛2 (1. 飛島建設、2. 東急建設)

キーワード:木杭、鉛直支持力、長期経過

木杭は,他材料の杭と比較し,腐朽するなどの生物劣化さえ生じなければ,決して劣る材料ではない.むしろ,木材は大気中の二酸化炭素を吸収し固定しているので,木材の長期使用は炭素貯蔵効果を期待でき,地球温暖化緩和を考えると極めて有効な材料である.このように,今後,低炭素社会,脱地下資源化を考えざるを得ない現在,木杭は将来へ向けて見直さなければならない材料だといえる.
 今回,約60年経過した構造物の解体撤去にともない,この木杭について,健全性評価,押込み試験,地盤調査などを行う機会を得た.本報と別報1)では,この押込み試験に関連する調査概要とその結果について述べる.

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