木材工学／木材利用

[V-297] Static axial compressive load test of wooden pile 60 years after installation

*村田 拓海¹、沼田 淳紀¹、古垣内 靖²、張 媛² (1. 飛島建設、2. 東急建設)

Keywords:wooden pile, vertical bearing capacity, long term passage

打設後約６０年経過した木杭（以下，「６０年木杭」），および，それらを引抜き再打設後約１ヶ月間養生した木杭（以下，「１ヶ月木杭」）の押込み試験結果を示し，地盤定数から推定した鉛直支持力との関係を示す．また，６０年木杭と1ヶ月木杭の鉛直支持力を比較し，打設からの経過時間と木杭の鉛直支持力との関係を示す．押込み試験から求まる極限鉛直支持力は，地盤定数から推定した極限鉛直支持力に対し，１ヶ月木杭で２．１９～２．６５倍，６０年木杭で２．５３～２．８１倍であった．木杭の鉛直支持力は，打設後１ヶ月～６０年の間で１．１６～１．２０倍となる傾向があり，Ｓｅｔ－ｕｐ効果が認められた．