令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

木材工学/木材利用

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:加藤 英雄(森林研究・整備機構)

[V-297] 約60年経過した木杭の押込み試験

*村田 拓海1、沼田 淳紀1、古垣内 靖2、張 媛2 (1. 飛島建設、2. 東急建設)

キーワード:木杭、鉛直支持力、長期経過

打設後約60年経過した木杭(以下,「60年木杭」),および,それらを引抜き再打設後約1ヶ月間養生した木杭(以下,「1ヶ月木杭」)の押込み試験結果を示し,地盤定数から推定した鉛直支持力との関係を示す.また,60年木杭と1ヶ月木杭の鉛直支持力を比較し,打設からの経過時間と木杭の鉛直支持力との関係を示す.押込み試験から求まる極限鉛直支持力は,地盤定数から推定した極限鉛直支持力に対し,1ヶ月木杭で2.19~2.65倍,60年木杭で2.53~2.81倍であった.木杭の鉛直支持力は,打設後1ヶ月~60年の間で1.16~1.20倍となる傾向があり,Set-up効果が認められた.

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