令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

混和剤

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:吉田 克弥(日本シーカ)

[V-298] 新規収縮低減剤を使用したコンクリートの性質

*岡田 和寿1、齊藤 和秀1、古田 章宏1、小林 竜平1、丸山 一平2 (1. 竹本油脂、2. 名古屋大学)

キーワード:乾燥収縮、コンクリート、収縮低減剤、凍結融解抵抗性、気泡間隔係数、気泡分布

コンクリート構造物の乾燥収縮ひび割低減のために使われる収縮低減剤は、多量に使用するとコンクリートの凍結融解抵抗性が低下する場合があることが指摘されている。筆者らは,凍結融解抵抗性を低下させない新規収縮低減剤を開発し,特にコンクリートの気泡組織に着目しコンクリートの諸物性を測定した。新規収縮低減剤は従来の収縮低減剤の約1.7倍の添加量で同等の収縮低減性能を示し,コンクリートの圧縮強度は同等であった。新規収縮低減剤を用いたコンクリートの凍結融解抵抗性は収縮低減剤無添加のものと同等であったが,コンクリートの硬化後空気量,気泡間隔係数に差が見られず,本結果だけでは気泡組織の影響は説明できなかった。

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