令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

混和剤

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:吉田 克弥(日本シーカ)

[V-300] 硬化促進形の混和材料がモルタルの凝結および硬化後の特性に及ぼす影響

*水谷 巧1、上野 敦1、宇治 公隆1、大野 健太郎1、河野 亜沙子2 (1. 首都大学東京、2. 太平洋プレコン工業株式会社)

キーワード:種結晶混和剤、促進形AE減水剤、凝結、圧縮強度、細孔径分布

本研究では,新規に開発された硬化促進形の材料である種結晶混和剤(以下ACX)と従来の硬化促進剤である促進形のAE減水剤(以下WRE)を用いたモルタルの凝結および硬化後の特性を明確にすることを目的に実験的検討を行った.その結果,W/C50%では,ACXは,20℃,5℃環境ともに同等の凝結促進効果を発揮するが,WREは5℃環境の場合,この効果が減少すること,低水セメント比の場合,凝結促進効果が効果的となる可能性があること,ACXの圧縮強度増進効果および50nm以上の細孔容積に与える影響は,低強度のモルタルにより顕著に表れることを確認した.

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