令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

混和剤

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:吉田 克弥(日本シーカ)

[V-302] 耐寒促進剤(Ca(NO2)2)の添加量の違いによるセメント系複合材料の物理化学的考察

*米山 暁1、崔 希燮2、井上 真澄2、須藤 裕司 (1. 北見工業大学大学院、2. 北見工業大学)

キーワード:エトリンガイト、亜硝酸カルシウム、圧縮強度、亜硝酸系エトリンガイト、C3A、寒中コンクリート

寒促進剤の主成分として汎用されている亜硝酸カルシウムは,その使用量が多いほどセメント中のC3AやC3Sの水和を促進させ,コンクリートの初期強度増進に効果があるが,水和生成物と強度特性の関係性については不明な点が多い。本研究では,亜硝酸カルシウムを多量添加したモルタルのフレッシュ性状,温度履歴,強度特性,水和生成物の比較評価および同定を行った。その結果,多量添加により硫酸系エトリンガイトの他に硝酸・亜硝酸系エトリンガイトが生成されることで良好な初期強度発現が得られるが,脆性的破壊をもたらすエトリンガイトの生成量増大から材齢3日以降における強度が低下することを確認した。

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード