[V-306] モルタルのフレッシュ性状におよぼす化学混和剤への熱刺激の影響
キーワード:熱刺激、化学混和剤、モルタル、塑性粘度、充填性
これまで筆者らは化学混和剤に熱刺激を与えることで化学混和剤内のポリマー分子の立体構造に変化が現れることでモルタルの流動性が向上することを明らかにした.しかしながらこれらの研究はフレッシュ時の流動性の変化のみを対象にしており,施工環境を想定した評価は行われていない。本研究では熱刺激を付与する前後の化学混和剤を用いてモルタルを練り混ぜ,施工性能の評価を目的に加振下でのモルタルの塑性粘度と充填性能の検証を行った。その結果,流動性の向上だけでなく,熱刺激を与えることで塑性粘度が低下し,間隙通過速度が速くなったことから充填性能が向上することが確認できた。
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