[V-309] 増粘剤添加によるフレッシュモルタルへの連行空気泡の安定化
キーワード:自己充填コンクリート、連行空気泡、経時安定性、低分子量セルロースエーテル系増粘剤
粘着力を高めるために添加される新型増粘剤が連行空気泡に及ぼす影響を空気量の経時安定性と径分布を測定して調べた。新型型増粘剤は微細な気泡の連行を有利にし,空気量の経時変化を抑えることが出来た。同じ空気連行剤添加量での連行可能な空気量は,新型増粘剤添加の有無にかかわらず,主に水セメント比に支配されていた。練り上がり直後の気泡の比表面積は,増粘剤添加の有無や水セメント比に関わらず主に粘度の高低に左右された。増粘剤添加のものに比べ,低水セメント比による高粘性のモルタルの方が微細気泡の割合が高かったが,経時による空気量減少が大きかった。増粘剤による効果には空気の微細化以外の要因が存在する可能性を得た。
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