令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

高流動コンクリート

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:浦野 真次(清水建設)

[V-312] 増粘剤成分を含有した流動化剤を用いた高流動化コンクリートのトンネル覆工への適用検討

*中西 努1、五十嵐 昭生1、西浦 秀明1、桜井 邦昭1、今林 泰史2 (1. ㈱大林組、2. 鉄道・運輸機構 大阪支社)

キーワード:流動化コンクリート、トンネル覆工、流動化剤、充填性、品質確保

本工事では,盛土・小土被り区間や明り巻区間がある。これらの覆工は鉄筋が高密度に配置され,かつ断面厚さが最大70cmと厚く,充填性の確保が課題となる。そこで,増粘剤成分を含有した流動化剤を用いた高流動化コンクリートを用いて施工することとし,室内試験練りを行った。

 その結果,上記の流動化剤を用いることで,従来の覆工コンクリートに比べて,単位水量やセメント量を増やすことなく,スランプフローが50~60㎝程度の高い流動性を有するコンクリートが製造できること,従来の覆工コンクリートと流動化コンクリートを打ち重ねた場合,その圧縮強度は個別のコンクリートと同等であることなどを確認した。

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