防食 (2)

[V-323] 犠牲防食作用を有する粘着テープを用いた防食工法の性能評価

*田邉 康孝¹、梶 章二²、山内 健一郎¹、長尾 功弘² (1. 大日本塗料、2. 積水化学工業)

キーワード：防食、補修、テープ

塗料に替わるメンテナンス材料の一手段として防食テープを開発中であり、本材料は亜鉛を含有しており高い環境遮断性とともに鉄の電位を下げ、健全な状態を維持できる特徴を持つ。開発品は防食テープ欠陥部が温度変動時、自己修復機能により欠陥部を埋めるようにもとに戻る。仮に自己修復機能を超える劣化状態となった場合、防食テープ中に含まれる亜鉛末の犠牲防食機能によって長期耐久性が期待できる。各種試験の結果、亜鉛末含有粘着剤による犠牲防食効果を示唆する結果を得た。また、耐久性能試験後の外観に異常がなく、防食テープの端部等に剥がれ等は認めなかった。