[V-328] タッチアップシール材の開発
キーワード:タッチアップ、特殊粘着シート、鋼材腐食、促進劣化試験
鋼橋の塗装塗替え工事における吊足場の使用時には,キャッチクランプの盛替え後にクランプ跡が残り,この箇所へのタッチアップ作業が発生する.タッチアップ箇所は,一般部に比べて早期に再劣化を生じることが指摘されている.そこで,タッチアップ作業の軽減を図ることができ,また塗装と同等の性能を有するタッチアップシール材を開発した.タッチアップシール材に選定した特殊粘着シートの性能を評価した結果,暴露35年に相当する促進劣化試験後でも,剥がれや膨れなどの変状はみられず,貼付け面である鋼材の腐食を抑制することを確認した.また,橋梁塗装工事用塗料の代替としての必要な性能を有していることが確認された.
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